べっこう色の牡蠣飯

牡蠣をぷりぷりにしつつ、牡蠣のうま味も一緒に炊き込む牡蠣飯、作りました。

色を浅めに仕上げたい時は、淡口醤油を使いますが、濃口醤油で、つやつやなべっこう色に仕上げるのも好きです。

色が濃いので味も濃そう?と思われるかもしれませんが、意外と塩みはやさしく、うま味が深くて香ばしく仕上がります。

牡蠣のうま味をしっかりと受け止めたお米のおいしさが格別な旬の味わい。

作り方は、土鍋などの鍋炊きでも炊飯器でもだいたい同じなので、どちらでも。

■材料

・米 3合

・生牡蠣 250~300g

・醤油 大さじ3 

・清酒 大さじ3

・昆布 10cmくらい

・水 適宜

・すだち、木の芽など仕上げのあしらいはお好みで

と、とてもシンプルで、1合に牡蠣100gと、醤油とお酒を大さじ1ずつ、とだいたい覚えておけば分かりやすいので、お米の量が変わっても作りやすく、このバランスを基本にしています。

作り方は

牡蠣をさっと洗ったら水気をきって、醤油と清酒で1~2分煮ます。

牡蠣の大きさにもよりますが、ぷりっとふくらむくらいまで。

火を通しすぎるとうま味が逃げて硬くなるのでほどよきところで。

そうしたら、煮汁と牡蠣を分けて、牡蠣はお休み。

煮汁に水を合わせて、お米と同じ量(3合なので540ml)にして炊飯に使います。

洗って水けをきったお米と合わせて、昆布を加えて浸水。(炊飯器なら浸水はしなくても)

その後に炊飯して、蒸らす時に牡蠣を戻します。

蒸らし終わりに、すだちの薄切りを散らして盛り付け。

ちょっとさわやかな香りが加わると、牡蠣の海の香りやうま味が引き立つのでおすすめです。

土鍋で炊いたので、香ばしいおこげができました。

そこに、ほうじ茶を入れて炊いた茶粥も、翌朝においしくいただきました!

今回の牡蠣は、宮城県石巻の荒波牡蠣。

厳しい環境の荒波で育った牡蠣を、剥きがきにしてから状態のよい大粒を選別して出荷されています。

海水検査をしつつ、獲ったそのままを生牡蠣でも食べられるのも魅力的で、臭みやクセがなくとてもおいしいです。

毎年11月~2月上旬までの期間限定の出荷で終盤ですが、今年も注文できました。

時期や産地によっても牡蠣の魅力はさまざまなので、いろいろな牡蠣でまた、お米との相性もさぐってみたいと思います。

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