生胡椒と塩豚の炊き込みご飯

季節の変わり目にさしかかった五月のある日。

千葉県のとある場所で、生胡椒が売られているのに出会いました。

 

胡椒といえば、白胡椒、黒胡椒と、乾燥して売られているものがほとんどですが、

フレッシュな状態のものにはなかなか出会えません。

熱帯地域で育ちやすい植物らしく、インドや、ベトナム、マレーシア、カンボジアといった、東南アジアの国々などが主な産地のようです。

 

購入したお店はエスニック食材の専門店で、聞けば、ラオスのある地域で生育しているものを輸入しているとおっしゃっていました。

 

生胡椒は、乾燥の胡椒に比べて香りがとてもさわやかで、辛味の刺激がしっかりありつつ余韻が軽やか!粒ごと食べてもおいしいです。

多めに購入し、長く保存できるように、塩水漬けにすることにしました。

 

サッと洗ったら、鍋に沸かした湯で2分ほどゆで、ザルに上げて冷まします。

 

胡椒の粒を枝からはずしたら、5%の塩水に浸けて。

 

うま味がしっかりとしたお肉に合うなと思ったので、塩豚を仕込んで、一緒に炊き込みご飯にしてみることにしました。

 

塩豚は、豚肉に対して2.5%の天然塩(粗塩)をしっかりとまぶしたら、

なるべく空気に触れないようにラップに包んで、密封できるチャック付の袋に入れて冷蔵庫へ。

3~5日後あたりが食べごろです。この時は、ほどよく脂のある肩ロース肉を使いました。

塩が豚肉に浸透して、うま味がグッと引き上がります。

もうひとつの材料として、さっぱり感と食感を加えるために大根を。

かといって水っぽくはならないようにしたいので、フライパンで乾煎り。

水分が飛んで甘みが増すのと、焦げ目の香ばしさも加わります。

材料がそろったら炊飯へ。

3合のお米を洗って浸水し40分後。塩豚、生胡椒の塩漬け、大根を入れて炊き始める。

塩豚のうま味と塩味に加えて、味つけはナンプラー(ニョクマム)と清酒で。

 

炊き上がり。

実は、土鍋で炊くのと、鉄鍋で 炊くのと、2回作ったのですが、鉄鍋のほうが合っていたかも。

鉄鍋のほうが、お米がしゃっきりと固めに仕上がるのが、相性が良いように思いました。

生胡椒のプチっとした食感とさわやかな辛味が、塩豚と、うま味がしみたお米とよく合います。大根のさっぱり感も正解☆

ライムかレモンを添えて、食べる時にしぼりたい。

青菜入りのあっさりとしたシンプルなスープと合わせていただきました。

盛り付ける器でもだいぶイメージが変わります。

 

和風だけでなくて、たまにはちょっとエスニック風な炊き込みご飯もいいですね。

 

 

【塩豚】

■    豚肩ロース肉ブロック(バラ肉でも) 800g

■    天然塩(粗塩) 20g(豚肉の2.5%)

※塩をまぶしてぴったりとラップをし、チャック付袋に入れて冷蔵庫に。

3~5日後がおすすめ。

【生胡椒と塩豚の炊き込みご飯】

■    米 3合

■    水 500ml

■    塩豚(5日目のもの) 200g(1.5cm角に切る)

■    大根 200g(1.5cm角に切って乾煎りする)

■    生胡椒の塩漬け 大さじ2

■    清酒 大さじ1

■    ナンプラー 大さじ1

※ライム又はレモン、香菜(パクチー)などお好みで

 

Same Category Posts

「半夏生にはたこを」という慣わしがありますが、たこと枝豆で、炊き込みご飯を作りました。暑さをふきとばす、元気になるご飯です。
ぷりっと脂ののった穴子を白焼きにして炊き込みご飯に。調味料は塩と淡口しょうゆだけ。喫禾了の出汁も味の決め手に☆香りとうま味の競演です。
台湾の屋台料理、魯肉飯(ルーローハン)のレシピをご紹介。身近な調味料と作り方で本格味に!五香粉はぜひ取り入れてみてください